エッジを決める大事な仕上げ、それが“ダリング”。ただ、やすりで削ればいいということではないのです。
今回は、意外と知らない方が多い、正しいダリングの仕方について解説いたします。
削る用と仕上げ用の2種類、用意しよう
まず、ダリングに使用する道具をご紹介します。
左(青):仕上げ用
右(茶):削る用
どちらもホームセンターでも購入することができます!この2つの道具を使って、ダリングを進めていきます。
ファイルなどの金属でダリングすると、かなり粗く削れてしまうため、錆びやすくなることがあります。削りすぎると復元ができないため、錆を防ぐためにも金属以外のやすりがおすすめです。
どこを削るの?
まず、接雪面(★の部分)を探します。
ダリングする箇所は、接雪面から上の部分です。板を床に平行に置いてチェックしてみてください!
やすりの使い分け方
削り方次第でエッジの効き方が変わりますので、レース用の板の場合と初心者用の板の場合に分けて、それぞれ解説していきます!
レース用の板の場合
エッジを効かせたい場合は、削りすぎないようにするために、仕上げ用のやすりを使用します。
埃を払うように軽くこすり、指の腹で触って引っかからないか確認します。爪で軽くこすって削れなければOKです。
初心者用の板の場合
エッジを必要としていない場合は、削る用のやすりも使用していきます。
まず、ショベル部分を削る用のやすりで軽く削り、丸まっている状態を作っていきます。その後、仕上げ用のやすりで軽くこすり、整えていきます。
最終的には好みになるので、試しに一度滑ってみて、引っかかりが強いようであれば、仕上げ用のやすりで調整しましょう。
仕上げ用のやすりを携帯しよう
削ることはできても復元はできません。削りすぎには要注意です!仕上げ用のやすりを携帯して、滑りながら最終調整をしていきましょう。