滑りやすさも大事ですが、せっかく買うならデザインもこだわりたいですよね。
今回は、新しいスノーボードの板を購入する際に、デザインの面で注意していただきたいことをお伝えいたします。
今回、3台のスノーボードを用意しました。
すべて滑走面にデザインが施されていますが、実は、それぞれ加工の仕方が異なりますので、右から順番にそれぞれ説明いたします。
(右)
こちらの板は、シンタードベースの板を加工しているものです。中にデザインを施しておき、その上から加工していきます。
下の板は、板全体にデザインを施していますが、その上から加工をしているので滑走面がツルツルしています。
(中央)
こちらは、板全体にダイカットでデザインを施しているものです。
よく滑る板として売っていますが、板の柄の部分をくりぬいて、そこに別の材質を埋め込んでいるので、境目に段ができてこちらの板は、一部分だけダイカットでデザインを施し、他は滑りやすいように加工しています。
(左)
こちらの板は、一部分だけダイカットでデザインを施し、他は滑りやすいように加工しています。
滑りが安定し、長持ちするのは、右と左の板。
ダイカット加工の板は、下の写真のように、肌(芯材)が見えてしまうリスクもあります。
そうなると、同じようにその空いた部分を埋め込むしか方法がないため、段ができたり、またひっかかって剥がれてしまったりする可能性があります。
加工には様々な種類があり、どういう板でどんな加工をすれば滑りやすくなるか考えて加工しますが、ダイカット加工の板のようにそもそも素材が違っていれば削れ方が素材によって異なるため、どうしても波打ってしまいます。
インパクトがあるのは、ダイカット加工の板ですが、安定して滑りやすいのは、ダイカットではないタイプがいいと思います。
新しい板を購入する際には、デザインの加工方法にも注目してみてください!