いざ新しいスキー板を選ぼうとすると、「正直どれを選んだらいいのかわからない・・・」と迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は、自分に合ったスキー板の選び方のポイントを解説いたします。
スキーの板を選ぶポイント
スキー板を選ぶ前に、まず、確認すべきことは、「現在、どのような板に乗っているのか」「どのようなスキーをしたいのか」「身長や体重などの容姿について」の3点です。
【確認事項】 ①現在、どのような板に乗っているのか。 ②どのようなスキーをしたいのか。 ③身長や体重などの容姿。 |
①~③を把握することで、スキー板選びの方向性や板の長さ・硬さなどが決まっていきます。
その中で、デザインの好みや予算に合わせて、自分にぴったりのスキー板を選ぶようにしましょう。
商品のラインナップのご紹介
通常、6月から7月までに早期オーダー会が終わり、それ以降は間際でお買い求めになるお客様に向けて、お買い得商品が次々に入荷いたします。
主に店内では、海外メーカーのHEADさんと国内メーカーのOGASAKAさんの商品を多く取り揃えています。
(もちろん、他のメーカーの商品も取り受けという形で随時ご注文を承っておりますので、お気軽にご相談ください。)
時期によっては、すべての商品が揃っているわけではありませんが、初心者から上級者まで幅広い種類の商品がありますので、その中から自分に合ったスキー板を探してみてください。
OGASAKAさんの商品ラインナップをご紹介
国内メーカー・OGASAKAさんの商品の中でも、中堅からインストラクターまでお使いになれる「基礎スキー」を多く販売しています。
シーズン前は、気持ちよく滑りたい方、跳ね返りがあまり必要ないという方、脚力が衰えた方向けのUNITYシリーズやレースに近いTCシリーズ、レース用のシリーズも販売しています。
海外メーカーと国内メーカーの違い
海外メーカーと国内メーカーの大きな違いは、「フレックス」と「トーション」にあります。
フレックスとは、板のたわみの強さのこと。フレックスが強いほど「硬い板」、弱い板ほど「柔らかい板」ということになります。
一方、トーションはねじれの強さのことで、弱ければターン中に板がずれやすく、強ければエッジが立って切り込むように曲がることができます。
♦フレックス:板のたわみの強さ。 ♦トーション:ねじれの強さ。 |
海外メーカーの板は、フレックス・トーションともに強いのが特徴です。
ヨーロッパの気候に合わせて、アイスバーンでも対応できる仕様になっています。
一般的に、上級者向けと言われており、反応性が高いため、さまざまなシチュエーションでご使用いただけます。
一方で、国内メーカーの板は、フレックス・トーションともに弱いのが特徴で、より楽に滑ることができます。
日本は湿雪で、アイスバーンの時期はほとんどないため、国内メーカーのスキー板がおすすめです。
フレックス | トーション | |
海外メーカーの板 | 強い | 強い |
国内メーカーの板 | 弱い | 弱い |
各スキー板の特徴を理解したうえで、スキーの方向性や身長・体重、レベルにあわせて一番合うスキー板を選んでいただければと思います。
長さ・硬さだけじゃない!ラディウスも見るべし
同じ身長でも体重、方向性によって選ぶスキー板の性能が変わってきます。サイドカーブの角度を表す「ラディウス」をチェックしましょう。
同じ身長でも体重、方向性によって選ぶスキー板の性能が変わってきます。
長さやフレックス、トーションのほかに、サイドカーブの角度を表す「ラディウス」もチェックしましょう。
ラディウスは「R=〇m」と表示されており、小回りのしやすさを表しています。
13~15が標準と言われており、11~12が小回りしやすく、16以上になるとロングターンがしやすくなります。
♦11~12:小回りがしやすい、素早くカーブすることができる ♦13~15:ミドルターン ♦16~18:ロングターン ♦25~30:レース向け |
ゲレンデで使用される方は、ほとんどが18位内で選ばれています。
あとは、11~18の中で選ぶと良いでしょう。
小回りがやりたい方は11~12、大回りがやりたい方は16~18、オールラウンド、中回転がいいなど、に滑りたい方は13~15で検討してみてください。
「どのようなスキーをしたいのか」に合わせて長さを選んでみてくださいが一番重要なポイントです。
自分に合ったスキー板を選ぼう!
スキー板の特性を知り、やりたいこと・方向性・体重・レベルをお店の人に伝えて、選んでいただければと思います。
数あるスキー板の中から自分に合ったスキー板を選ぶのは難しいことですが、スキー板の特性を理解し、自分がやりたいスキーの滑り方や方向性、体重、技術のレベルに合わせて選んでみてください。
わからないときは一人で悩まず、まずは自分の希望をお店の人に伝えていただければと思います。